golangの日記

Go言語を中心にプログラミングについてのブログ

happy hacking keyboard を一年使ってみた感想

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以前使っていたキーボードの不満点

HHKB を使う前は一般的な 91 キー JIS 配列(テンキーレス)のメカニカル赤軸キーボード。
不満に思っていたことは、方向キーや HOME・END キーがホームポジションから遠いこと。これだけ



HHKB を使おうと思った理由と懸念


happy hacking keyboard を使おうと思った理由

  • Fn キーとの組み合わせで、方向キーなどの不満が解消する思ったこと
  • Ctrl キーが Capslook キーの位置にあることで、どれだけ操作しやすくなるのかを試してみたかった


心配だった点

  • 今まで独立した F1〜F12 キーのあるキーボードを使っていたため、問題なく使うことができるのか
  • 同様に方向キーや Home、End も独立したキーがないことで支障がないのか



使ってみた感想


押下圧

HHKB(静電容量無接点方式)のキーの押下圧はメカニカルキーボードの赤軸と同じ 45g だけど、やや HHKB の方が重く感じる。
以前のメカニカルの赤軸ではキーボードに手を載せていただけで押していたり、誤入力も多かったので自分にとっては良かった。


Fn キーと同時押しで使う方向キー

これはかなり使いやすい。
良いなと思ったポイントは、右 Fn キーのすぐ上に Enter キー があるので方向キーで何かを選んだあとの決定がスムーズ。
Home、End、PageUp、PageDown すぐに覚えて問題なく使えるようになった。 どうしても独立した方向キーが必要な場合は、別でテンキーを買えばいいのかなと思った。


Capslook キーの位置にある Ctrl キー

左手の移動が最小限で済む反面、位置的に Ctrl キー と Shift キー の上下が逆になるので、
Ctrl キー を押したつもりが Shift キー を押していたり、その逆で Shift キー を押したつもりが Ctrl キー を押していたりとかなり混乱する。※慣れるのに一ヶ月程度掛かった。 右下・左下にキーがないので無理に小指で Ctrl キーを押したり(腱鞘炎っぽくなった気がする)、腕を縦に引く動作が少なくなるのでそのストレスがなくなることがこの位置に Ctrl キーがあるメリットだと思う。


独立した F1〜F12 キーがないことについて

F6〜F9 を使うときに左 Fn キーがあったほうがいいので、DIP スイッチでスペース左の Windows キー を Fn キー にした。 F1〜F12 と方向キーが絡むショートカットキーは、単純に押すキーがひとつ増えるのでトリッキーな運指になる。
例えば、Alt + F4 は 右 Alt + 右 Fn + 4 になる。他にも Windows 10 のデスクトップを切り替えるショートカットキーは、Ctrl + 右 Win + 右 Fn + 左右方向キー で難易度高め


英語配列では、日本語入力時のカタカナ変換に無変換キーが使えない。

てっきり Fn + 7 (F7) で変換するものだと思っていたら FAQ に以下のように書いてあった。

【Windows®】

【Fn】+【7】キー:全角カタカナに変換
【Control】+【I】:全角カタカナに変換
【Fn】+【8】キー:半角カタカナに変換
【Control】+【O】:半角カタカナに変換

【Macintosh】

【Control】+【Shift】+【J】:ひらがなに変換
【Control】+【Shift】+【K】:全角カタカナに変換
【Control】+【Shift】+【L】:全角英数(直接入力)
【Control】+【Shift】+【:】:半角英数(直接入力)

カタカナ変換するには? | Happy Hacking Keyboard よくあるご質問



不満なところ

唯一の不満は Capslook (Fn + Tab) が知らない間にオンになっている。 オンになっていることを示すランプなどはないので、ショートカットキーが効かなくなったらまずこれを疑う。



最後に

慣れは必要だけど一ヶ月程度で慣れる。キーボード操作での手の移動が最小限で済むので方向キーに限らずそこに不満がある人には向いてる。 HHKB に慣れると普通のキーボードに戻れなくなると心配する人もいるかもしれないけど、JIS 配列のキーボードも使うことがあって感覚が染み付いてるのか全く支障はない。